朝食やコーヒータイムの王道マリアージュ「パンとコーヒー」。パンに合うコーヒーってどんなコーヒー?


朝食やコーヒータイムの王道マリアージュ「パンとコーヒー」。パンに合うコーヒーってどんなコーヒー?今回は、パンの味を引き立たせてくれるような、ユニークなアレンジコーヒーのレシピをご紹介。さまざまな種類のパンとコーヒーの相性についても詳しく解説していきます。お家でも簡単に楽しめるものばかりなので、ぜひ試してみてくださいね!

パンとコーヒーの美味しい組み合わせ

パンの味をより美味しく感じさせてくれるようなコーヒーとの組み合わせがあることをご存知ですか?ここでは、パンとコーヒーのおすすめの組み合わせについて見ていきましょう。

そもそもマリアージュとは?

重高 準子(しげたか・じゅんこ)

マリアージュとは、食べ物と飲み物が合わさったときの相性を指します。プレーンなパンや総菜パンには軽やかな口当りのコーヒーを、スイーツのような重めのパンには苦み傾向のコーヒーが基本。同調したり、補うような組み合わせがおすすめです。

パンとコーヒーの分類

チャート

<食パン、ベーグル、フランスパン、サンドイッチなどの総菜パン> 例えば、食パンやベーグル、フランスパン、サンドイッチなどの総菜パンには、軽い苦みとナッツの風味があるブラジルコーヒーが相性ぴったりです。 モルト(大麦)の風味がするコーヒーは、パンに使用されている小麦と塩気がよく合います。サンドイッチの具材のハムやチーズとも相性抜群です! また、ブラジル、コロンビアを中心としたやや浅煎りに仕上げたブレンドコーヒーはサンドイッチとの相性が良く、おすすめです。 <ライ麦パンやカンパーニュ> 乳酸発酵のライ麦パンや、穀物や果物などに付いている酵母で発酵したカンパーニュの軽い酸味には、軽い口当りのモカやキリマンジャロなど、浅煎りのコーヒーに合います。 パンの素材そのものを楽しみたい場合、軽やかな口当りの酸味が特徴のものがおすすめです。また、クリームチーズやレバーパテを塗ったり、カッテージチーズ・はちみつ・オリーブオイルをかけたりしたパンには、やや深煎りのものを選ぶことで濃厚で華やかな香りを一層引き立たせることができます。 <レーズンやアップルパイ> レーズンやアップルパイなど、干したり煮込んだりしたフルーツのスプレットが入ったパンには、コクのあるコロンビア、キリマンジャロ、ケニア、トアルコ トラジャとの相性ばっちりです。 <あんパン、クリームパン、ドーナッツ等のスイーツ系のパン> スイーツ系のパンにはしっかりとした苦みとコクのあるマンデリンが合います。 エスプレッソのような豊かなコクが特徴のものを、カフェオレにアレンジするのも良いでしょう。

パンに合うアレンジコーヒー「スパイシーカフェ・オ・レ」

レシピ

シンプルな食パンや総菜パン、スイーツパンなど、パンの種類はさまざま。そんなパンを主役に、合わせたいアレンジコーヒーを紹介!

今回のアレンジコーヒーは、ほのかに香るスパイスがアクセントの「スパイシーカフェ・オ・レ」です。滑らかな口当りと独特の香りには、もっちりした食感のプレーンベーグルを合わせるのがおすすめです。 スパイスはコーヒーとの相性が良く、血行促進効果で体を温める作用もあるので肌寒い季節にもピッタリです。コーヒーと牛乳が層になった見た目も楽しい一杯、ご家庭にあるスパイスでぜひチャレンジしてみてください。

【材料】

・コーヒー粉(やや深煎り)…10g(お好みで調整) ・牛乳…100cc ・グラニュ糖…12g ・スパイス シナモンパウダー…適量 クローブパウダー…適量 黒胡椒(挽く)…適量

【作り方】

1.コーヒーを100cc抽出する 2.鍋で牛乳を混ぜる 3.温めたカップにグラニュ糖、スパイス類を入れ、2の牛乳を入れよく混ぜ合わせる。 4.牛乳の泡をすくって乗せ、1のコーヒーをカップの縁から静かに流し入れ、牛乳の泡と液体の間にコーヒーの層をつくる。最後に牛乳の泡の上に砕いたスパイス類を飾る。

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KEYDOORS+ スペシャルブレンド
KEYDOORS+ スペシャルブレンド

酸味と苦みが調和し、やや深煎りに仕上げた味わいで、キーコーヒーを代表するブレンドコーヒー。アーモンド、青リンゴ、モルト(大麦)を思わせる風味が特徴。

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KEYDOORS+ スペシャルブレンドと相性抜群のパンをピックアップしてご紹介!

続いて、「KEYDOORS+ スペシャルブレンド」に合うおすすめのパンをご紹介していきます。

1.ほろ苦いブレンドに合うスプレッド!トーストのアレンジレシピ

トーストのアレンジレシピ

2種のチーズのせ(左)

やや深煎りのコーヒーには、香ばしいチーズがマッチします。プレーンチーズ(写真右)はコーヒーとのバランスが良く、塩気が強いチェダー(同左)ならその風味をより味わえます。

バタートーストのジャム添え(右)

コーヒーの油分とバターの塩気は相性ぴったり。また、マーマレードやリンゴジャムは酸味が控えめなので、「青リンゴ」のような風味のスペシャルブレンドと合います。

2.生野菜がコーヒーのうまみを引き立てる!ミックスサンドイッチ

ミックスサンドイッチ

コーヒーとサンドイッチは朝食や軽食には王道の組み合わせですよね。トーストももちろん良いですが、 サンドイッチはスペシャルブレンドの特徴である「モルト」や「青リンゴ」のような風味との相性が抜群です。 ふんわりとしたパンの食感とフレッシュな生野菜のみずみずしさが、コーヒーの味わいを引き立たせてくれます。また、ハムやマヨネーズのちょっとした塩気が、コーヒーのほのかな苦みをマイルドに包んでくれます。

パンとコーヒーのマリアージュを知って、より楽しいコーヒータイムに!

パンに合うアレンジコーヒーや、パンとコーヒーのマリアージュについてご紹介しました。元々相性の良いパンとコーヒーですが、パンの美味しさを引き立ててくれるコーヒーとの組み合わせを知ることで、より素敵な食事やコーヒータイムが楽しめること間違いなしです!ぜひこのマリアージュを参考にして、さまざまな組み合わせにチャレンジしてみてくださいね。

記事監修

重高 準子(しげたか・じゅんこ)

重高 準子(しげたか・じゅんこ)

ABCブレッドライセンス COTTA米粉パンマスター 現在、コーヒー講師登壇に向けてセミナーなどのアシスタントをしています。 コーヒーだけでなく、パンの知識も豊富で双方のより美味しい組み合わせを熟知。