インスタントコーヒーだからと言って、味を楽しむことを諦めていませんか?インスタントコーヒーもいれ方や使用するインスタントコーヒーをこだわることで、味わいが変わります。また楽しみ方の幅も広がります。今回はインスタントコーヒーをさらに美味しく飲むために、プロの先生と開発者が選んだおすすめのインスタントコーヒーの楽しみ方をご紹介。毎日のコーヒーライフのお供に、ぜひご参考ください。

プロがおすすめするインスタントコーヒーが格別に美味しくなるいれ方

監修  キーコーヒー コーヒー教室 シニアインストラクター
金井 育子(かない いくこ)
監修  キーコーヒー株式会社マーケティング本部
R&Dグループ GLIプロダクトチームリーダー
本吉眞紀(もとよしまき)

投稿日時:2018.08.09


インスタントコーヒーだからと言って、味を楽しむことを諦めていませんか?インスタントコーヒーもいれ方や使用するインスタントコーヒーをこだわることで、味わいが変わります。また楽しみ方の幅も広がります。今回はインスタントコーヒーをさらに美味しく飲むために、プロの先生と開発者が選んだおすすめのインスタントコーヒーの楽しみ方をご紹介。毎日のコーヒーライフのお供に、ぜひご参考ください。

目次

インスタントコーヒーの美味しいいれ方1 準備する

必要な器具を準備する

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インスタントコーヒー

お好みの味わい、お好みの煎りの深さのインスタントコーヒーをお選びください。今回はブラックでも美味しく飲めるよう、さっぱりとしていてクリーンな風味のインスタントコーヒーを使用しています。

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コーヒーカップ

お好みのカップをご用意ください。
今回は満水用量が185mlになるカップを準備しました。
より美味しい味わいを引き出すために、カップにはお湯を注いで事前に温めておくと良いです。

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ケトル(沸騰したお湯)

お湯を注ぐためのポットです。中には沸騰したお湯を準備します。今回はコーヒー専用のケトルを使用していますが、ご家庭にあるやかんやポットでも代用可能です。

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計量器/秤(はかり)

コーヒー粉を量るために使用します。

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コーヒースプーン

こちらのスプーンがあると計量器がなくてもコーヒー粉を量ることができるので便利です。基本的には分量を間違えなければ、どのスプーンを用意しても大丈夫です。

左から、コーヒースプーン(1杯1g)、ティースプーン(1杯2g)、テーブルスプーンとなります。

インスタントコーヒーの美味しいいれ方2 インスタントコーヒーを作る

1

インスタントコーヒーを開ける

中のフィルターは、なるべくきれいに全てはがしてください。
はがし残しがあると、しっかり蓋をしても隙間から空気や水分が入りやすくなってしまい、コーヒーの味わいが変わってしまうことがあるので注意が必要です。

この時に、ケトル(ポット)に沸騰したお湯を用意しておくと、よりスムーズにコーヒーがいれられます。空のカップにもお湯を注いでおけば、コーヒーを注いでからも温度が下がりにくく、コーヒーの味わいを最大限に引き出せます。

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カップにコーヒー粉を入れる

計量器で2g量るか、コーヒースプーンで軽く2杯すくってカップに入れます。

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お湯を注いでできあがり

カップに140mlのお湯を注ぎ入れ、スプーンで数回混ぜてください。
こちらで、美味しいインスタントコーヒーの出来上がりです。
また、使用されるカップの容量が今回ご紹介しているものと異なる場合は、コーヒー粉やお湯の分量などが変わるので、そのときお飲みになるコーヒーの説明書きをよくご確認ください。

お湯を注ぐ前にカップに入れたインスタントコーヒーをお湯や水で練るという方法があります。近年のインスタントコーヒーはそのままお湯を注いでも十分に溶けやすく作られているので、練らなくても美味しいコーヒーが楽しめます。

インスタントコーヒーを使った美味しいカフェオレの作り方

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インスタントコーヒーをコーヒースプーン1杯(2g)、コーヒーカップに入れます。

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お湯をコーヒーカップに半分ほど注いで、スプーンで良くかき混ぜます。

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最後に、温めた牛乳をコーヒーカップに入れて完成です。
カフェオレの場合、1:1の割合になるように牛乳を入れるとバランスの取れた味わいを楽しめます。使用するインスタントコーヒーは深煎りなど少し濃い目の味わいのものを選ぶと牛乳との相性が良いです。
牛乳の量を増やしてまろやかさを出してみたり、インスタントコーヒーの量を増やして濃い目の味わいを楽しんでみたり、お砂糖の代わりにハチミツ又はメープルシロップを加えたり、お好みで自分だけのカフェオレを作ってみてください。

インスタントコーヒーでの美味しいアイスコーヒーの作り方

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耐熱グラスの中にインスタントコーヒーの粉を3g入れます。

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お湯を40mlほど注ぎ入れたら、スプーンでよくかき混ぜます。

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氷を4~5つほど入れて良く混ぜ、急冷します。カラカラという音がしなくなるまで行ってください。

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グラスを触って冷たいと感じられたら十分に冷えた証拠。氷は全て溶けていなくても大丈夫です。飾り氷を入れてできあがりです。
水に溶けやすいインスタントコーヒーもありますが、お湯で溶いてから急冷すると、濁りがなく香り高いアイスコーヒーに仕上がります。
グラスでアイスコーヒーを作る場合は氷を入れてもかき混ぜやすいよう幅の広いものを選ぶと作りやすいです。濃い目の味わいを楽しみたい方は、お好みでコーヒー粉の量を増やしてみてください。

見た目も楽しめる!ツートンアイスカフェオレの作り方

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グラスの中に冷たい牛乳を1/3ほど入れます。

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氷を入れます。牛乳の表面に氷の頭が出るぐらいがちょうどいいです。

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上で作ったアイスコーヒーをゆっくり注ぎ入れます。この時、氷に沿わせるようにするときれいに層ができます。アイスコーヒー又はインスタントで作ったアイスコーヒーと牛乳が3:1(120ml:牛乳40ml)になるようにするのがポイントです。バランスの取れた美味しいアイスカフェオレをお楽しみください。
ツートンカフェオレを初めて作るという方は、シロップを加えて牛乳と良く混ぜておきましょう。コーヒーをグラスに流し入れる際、層がくっきりとでやすくなります。

そもそもインスタントコーヒーとは?

インスタントコーヒーとは、簡単に言ってしまえば一度抽出したコーヒー液から水分を抜いて乾燥させ、粉末にしたコーヒーのことです。そこに水分を加えることでコーヒー粉が溶け、簡単に美味しいコーヒーが飲めるようになっています。

レギュラーコーヒーとインスタントコーヒーの違いとは?

レギュラーコーヒーとインスタントコーヒーは、異なるものです。しかし中には、レギュラーコーヒーとインスタントコーヒーが混同してしまうという方もいるのではないでしょうか?
レギュラーコーヒーは粉が溶けないため、一般的にフィルターで漉すか上澄みを飲むかに限られます。一方、インスタントコーヒーは一度抽出されたコーヒー液を粉にしているので、そこに水分を加えれば抽出された状態に戻り粉がなくなり液化するというイメージです。そのため、とても手軽にコーヒーを楽しめるアイテムとなっています。

レギュラーコーヒーにもインスタントコーヒーにも、それぞれの良さがあります。互いの性質を理解して、使い分けて楽しむと良いでしょう。

インスタントコーヒーはどうやってできる?

インスタントコーヒーは、以下のような工程で作られています。

工程 内容
1、焙煎(ロースト) 原料の生豆を深さに応じて煎ること
2、配合(ブレンド) 1種類の豆では出せないような味わいを出すために異なる種類の豆を混ぜ合わせる
3、粉砕(グラインド) 焙煎と配合が終わった豆を粉砕する
4、抽出(ブリュー) 実際に抽出をし、コーヒー液を作る
5、乾燥(ドライ) コーヒー液を「フリーズドライ(凍結乾燥)」もしくは「スプレードライ(噴霧乾燥)」の2パターンで乾燥させる
6、包装(パッケージ) 製品の状態にパッケージングします。

原料の生豆を煎りの深さなどに応じて焙煎(ロースト)し、1種類の豆では出せないような味わいを出すために異なる種類の豆を配合(ブレンド)、粉砕(グラインド)させる工程まではレギュラーコーヒーと一緒です。

インスタントコーヒーの場合には、この後に抽出(ブリュー)、乾燥という製法が待っています。乾燥方法には大きく分けてフリーズドライ(凍結乾燥)とスプレードライ(噴霧乾燥)の2パターンの製法があります。最終的にできたインスタントコーヒーの見た目にも大きな差が現れる工程になっています。

01.フリーズドライ製法(凍結乾燥)って?

フリーズドライ製法で作られたコーヒー粉は、粒子が粗く、つぶつぶとした見た目をしています。製法過程は、まず抽出されたコーヒー液を減圧しながらコーヒーの濃縮液を作ります。その後平らなバットの上に薄く濃縮液を乗せます。そこからマイナス40℃ほどに凍結乾燥させると、板状のチョコレートのようになります。これを砕くことによって、つぶつぶとしたインスタントコーヒーができあがります。

一般的にフリーズドライ製法が主流とされており、店頭にもこちらの製品が多く並んでいます。味わいもレギュラーコーヒーに近くなっています。レギュラーコーヒーに近い味わいが出せる理由としては、製法的に加熱に弱いためです。その分、フリーズドライの製法が温度をかけずに乾燥させていることからコーヒー本来の味わいを維持できるためです。

02.スプレードライ製法(噴霧乾燥)って?

スプレードライで作られたコーヒー粉は、サラサラとした見た目で粒子が細かくなっています。お湯を注いでもサッと溶けるのが特徴です。
製造方法としては、常温で加熱されたコーヒーの濃縮液を乾燥させていくのですが、さらにこちらの製法には3パターンの方法があります。

1 高いところからコーヒーの液体を霧状に落とし、その間に水分を抜いていく
2 乾燥した空間にコーヒーの液体を霧吹きのように吹き付け瞬時に乾燥させる
3 スプレードライを行ったコーヒー粉の粒子同士を少量の水分でつなぎ合わせる(表面積が増えるため水に溶けやすい)

スプレードライで作られたインスタントコーヒーは水にも溶けやすく、手軽に飲めるのが特徴です。ですが、高温状態での製造となるためコーヒーの風味が飛びやすく、どうしてもコクを出すことは難しいとされています。その分、口当たりが爽やかで飲みやすいものが多いです。

インスタントコーヒーの豆知識

01.開封後も鮮度を保つ方法

インスタントコーヒーは、溶けやすく作られているため水分が苦手です。そのため密封をし、水分をシャットアウトすることが何よりも大切です。鮮度を保つためには、蓋をしっかりとして、湿気の少ない場所で保管しましょう。

また、インスタントコーヒーを開封してからひと月ほど経つと、インスタントコーヒーの表面に白いカフェインの結晶が出てきてしまう「析出(せきしゅつ)」という現象が起きてしまいます。ホットコーヒーを頻繁に飲まなくなる夏場などに、しばしば見られます。
これが出てきてしまっても飲めなくはありません。しかしコーヒー本来の味わいが楽しめなくなってしまうので、開封後はなるべく早めに飲むのが良いでしょう。

02.インスタントコーヒーでも味の差は感じるの?

インスタントコーヒーの中にも浅煎りや深煎りのもの、産地違いのものがさまざまあります。
今回のコラムでご紹介したブラックでも飲みやすいスペシャルブレンドに加えて、煎り違いで深煎りのスペシャルブレンドもあります。このように、インスタントコーヒーでも煎り方の違いで味の差を楽しんでいただけます。

キーコーヒーのインスタントコーヒーの特徴とは

キーコーヒーで扱っているインスタントコーヒーは、濁りがなく、クリーンでさっぱりとした味わいに設計しています。
レギュラーコーヒーのイメージが強いキーコーヒーですが、気軽に本格的な味わいを楽しめるということでインスタントコーヒーにも力を入れています。実際にコーヒーを手に取っていただくお客様にも人気の商品になっています。

01.ブラックで飲むのにおすすめのインスタントコーヒー

スペシャルブレンド

スペシャルブレンド」は、香ばしさと絶妙なバランスがあり、クリーンな味わいのインスタントコーヒーです。キーコーヒーのインスタントコーヒーの中で一番人気の商品です。

あっさりとした口当りでどんな方にも飲みやすいため、ブラックでも味わっていただけます。

02.ミルクで割って飲むのにおすすめのインスタントコーヒー

スペシャルブレンド 深煎り

スペシャルブレンド 深煎り」は、コクが深くスモーキーな味わいで、苦味と香ばしさが同調しています。

その名の通り味わいも濃く、しっかりとした苦味とコクがあるタイプなので、ミルクと合わせるとバランスが良いです。カフェオレにもおすすめです。

インスタントコーヒーを美味しく楽しみましょう

インスタントコーヒーは、手軽にコーヒーを楽しめるのが最大のメリットです。旅行先や、お仕事中など、場所を選ばず一息入れたいときに飲める、まさに万能アイテム。お気に入りのインスタントコーヒーを、オフィスにストックしておいてはいかがでしょうか。

また、ブラックで飲むのに適しているものや、牛乳と合わせやすいものなど、様々な種類が販売されていますのでお好みに応じて選んでみてください。
そしておすすめの飲み方や分量を参考にして、忙しい日常の中、ホッとできるアイテムの一つとして楽しんでみませんか?カフェオレなどアレンジもできるので、ぜひお試しください。

記事監修

金井 育子(かない いくこ)

  • ・キーコーヒー コーヒー教室 シニアインストラクター
  • ・キーコーヒー コーヒースペシャリスト上級資格
  • ・J.C.Q.A(全日本コーヒー検定委員会)認定
     コーヒーインストラクター1級
  • ・各種専門学校、カルチャースクールの非常勤講師
1985年入社、コーヒー教室配属。講習アシスタントとして、コーヒー業界のキャリアをスタートさせる。
1993年から、15年間にわたり首都圏の主婦を対象に行ったコーヒー教室の企画では、約300回開催、累計4,500名以上に講習を行った。
キーコーヒーが定期的に行っていた、喫茶開業者向けの講習は、1994年に講師として勤め、さらに99年からは調理製菓各専門学校の非常勤講師も担当している。
2008年にはコーヒーセミナーとして一般の方が受講できるようにカリキュラムを変更するなど、様々な方にコーヒーのおいしさと楽しみ方を、講習を通じて伝え、活躍の場は絶えない。

記事監修

本吉眞紀(もとよし まき)

  • キーコーヒー株式会社マーケティング本部
    R&Dグループ GLIプロダクトチームリーダー
1996年入社、キーコーヒー研究所配属。コーヒーの基礎研究に従事する。
2005年からは商品開発チームに配属。ギフト商材や飲料製品の商品開発に携わる。
2015年コンシューマープロダクトチーム配属。インスタントミックス商品や飲料商品を担当。
2017年4月チーム変革により、レギュラーコーヒー製品チームとGLI(ギフト・リキッド・インスタント)チームに分割。R&Dグループ GLIプロダクトチームリーダー就任。
多様な角度からのマーケティングに携わっている。

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