コーヒー豆の保存を考える上では欠かせない4つの要素をご存知でしょうか。これを知っておくとコーヒー豆保存の際にどのような処置をすればいいのかがわかります。また今回はコーヒー豆の劣化速度の表を交えながら、密閉性や温度変化、真空状態の重要性についても解説していきます。

コーヒー豆の保存を考える上で重要な4要素とは?温度や密閉の重要性についても解説

投稿日時:2019.12.19


コーヒー豆の保存を考える上では欠かせない4つの要素をご存知でしょうか。これを知っておくとコーヒー豆保存の際にどのような処置をすればいいのかがわかります。また今回はコーヒー豆の劣化速度の表を交えながら、密閉性や温度変化、真空状態の重要性についても解説していきます。

コーヒー豆の保存で重要な4項目

「温度・酸素・光・湿度」の4つがコーヒー豆保存では重要です。その中でも温度変化が味に最も影響するため、冷暗所への保管がおすすめです。より長期間保存するなら、冷凍庫での保管が良いでしょう。また保存の際には密閉性と遮光性の高い容器を選ぶことも意識しましょう。

温度変化

温度が高い場合にはコーヒー豆の劣化は加速度的に進行します。そのため、コーヒー豆を保存するには「低温を保つ」ことが最も重要なポイントです。温度を低くすればするほどコーヒー豆の劣化を抑えることができます。

密閉性

密閉性を高めることで、「湿気や乾燥を防ぐ」「香りを逃がさない」「他の臭い吸着を軽減」といった効果が期待できます。このように見てみると、密閉性はコーヒーの香りを守るために重要な項目といえるでしょう。

フリーザーバッグやアルミ袋を使用する場合には、しっかりと空気を抜ききって保管することがコツ。保存缶を使用する場合は、蓋の部分に外気をしっかりとシャットアウトできる弁がついているなど、より密閉性の高いものが適しています。

光(日射量)

日光による紫外線もコーヒー豆の劣化を促します。また日射量が多い場合は、それだけ温度も上がってしまうため、よりコーヒー豆が傷んでしまうことに。直射日光にさらしてしまうことは避けるようにしましょう。

湿度

湿度もコーヒー豆を劣化させる原因の1つです。そのため湿度が少ない場所を保管場所に選びましょう。

また冷凍保存していたコーヒー豆を解凍する際にはこの「湿度」という観点から注意が必要です。結露でコーヒー豆が傷んでしまうため、密閉状態のままで常温まで戻すことが重要。保存容器は常温に戻ったことを確認し開封するようにしましょう。

適切な保存をしないとどうなる?コーヒー豆の劣化について解説!

コーヒー豆が劣化してしまう場合、どのような変化がみられるのでしょうか。ここではコーヒー豆が劣化した場合の具体的な変化を解説していきます。

一般的にコーヒー豆の劣化と言った場合に起きる変化は下記の3点です。

・香りが消えていく
・酸っぱい香り、味が協調される
・抽出した際の膨らみが鈍る

コーヒー豆の劣化グラフ

コーヒー豆の劣化グラフ

こうしたコーヒー豆劣化による変化を表したのが上記のグラフです。2週間経過した段階でどの項目でも大幅に劣化していくことが伺えます。

保存場所は冷暗所を意識

保存場所は冷暗所を意識

コーヒー豆の劣化を防ぐ保存場所として最適なのは冷暗所です。具体的には冷蔵庫や冷凍庫へ保管するのがおすすめです。遮光性もあり、温度も低温。加えて密閉性もあるため、劣化の原因からコーヒー豆を守ってくれるでしょう。しかし、冷凍保存した場合は、出し入れや解凍の際に劣化が進んでしまうこともあり、注意が必要です。

保存容器は密閉性と遮光性を意識

保存容器は密閉性と遮光性を意識

コーヒー豆の保存、という観点からいうと、保存容器は密閉性と遮光性のあるものが優れています。密閉性がある容器を使うことで、コーヒー豆の大敵である酸素を遮断。またガラス製やプラスチック製でなければ、紫外線による劣化軽減も期待できます。

コーヒー豆をしっかり保存!美味しさそのままに味わいましょう

コーヒー豆をしっかり保存!美味しさそのままに味わいましょう

コーヒー豆をしっかり保存

悩ましい問題であるコーヒーの保存方法ですが、これを機会に理解を深めていただければ幸いです。コーヒーは香りが命。せっかくなら最後までしっかりと美味しく味わいたいものですよね。ただし、保存をしっかりと行っていても美味しく飲める期間は1ヶ月程度と考えておくのが良いでしょう。今回の記事を参考に、きちんと保存を行ったうえで、早めにお召し上がりください。

記事監修

阿部 志麻(あべ しま)

阿部 志麻(あべ しま)

  • ・マーケティング本部
  • ・開発研究所 係長
2001年 入社。
入社5年間は主にNB商品の品質管理業務を担当。
その後、キーコーヒーの開発研究所でコーヒーの風味を成分分析や官能試験によって客観的に評価する手法の研究を行っている。
データは各種商品評価、市場調査、新商品提案などに活用されている。
2019年 開発研究所。

続きを読む

↑ トップページへ戻る